コンテンツ戦略・Web運用に関するFAQ
F.A.Q.
中小・零細企業の経営者様やWeb担当者様へ。コンテンツ戦略、制作の目的、DXなど、貴社が抱える本質的な疑問にハビタスが正直にお答えします。
Q1. 「ウェブサイトのコンテンツ戦略」って、結局のところ何をするものですか?(一言で教えて!)
A1. それは、貴社のウェブサイトを「事業成長のパートナー」に変えるための、最も本質的で確実な作戦(指針)を定めることです。
なじみのない言葉ですよね。とはいえ、おそらくこれまでもWebサイトを作ったりする際にはよく問いかけられたことだと思うのです。
「Webサイトを構築・運用していくための指針、目的をはっきりさせること」です。 こんなあたりまえのことではあるのですが、いかんせんこれができていない会社は多いのです。
思ったような成果が出ないWebサイトになっていたりしませんか?
コンテンツ戦略を見直すことで様々なマーケティング施策や顧客の反応が変わることになります。
詳しくは以下をご覧ください。
Q2. 大手企業と中小企業で、コンテンツ戦略はどこが違いますか?
A2. 一言で言えば「経営者のコミットメントとスピード感」です。その結果、中小企業が本気で取り組めば、はるかに高い効果が出ます。
大手企業はWebサイト自体を情報システム部や広報部が管理し、縦割りでなかなか全体の戦略を立てにくい状況があります。コンテンツそのものも各部署に委ねられがちです。
一方、中小企業は経営者の独断や思い込みでサイトが作られ運用されていることが多い。
この「独断と偏見」をコンテンツ戦略の力で正しい方向へ導けば、リソースが限られていても成果は青天井です。
ただし、人材が不足しているのは事実。
だからこそ、私たちハビタスが共同して進めれば、必ず道は開けます。
Q3. Webサイトを作っただけで満足しているのですが、次に何をすべきですか?(放置するとどうなりますか?)
A3. 残念ながら「予選落ち」です。次にすべきことは、お金を払って会社の価値を下げてしまっている「意味不明な状態」から脱却することです。
多くの担当者はWebサイトは構築が目的ではなく、運用しないとダメだということは理解しています。
しかし、予算や社内の協力・理解がないので、放置されることが多い。
放置されると、検索への影響が出るのはもちろん、そもそも顧客に「伝わる・伝える」という役割を果たさなくなり、誰も知らない会社となってしまいます。
Webサイト自体が単なるコストになってしまうどころか、いわば、お金を払って会社の信用度を下げているという意味不明の状態に陥ってしまうのです。
まずは「何となくの放置」から卒業しましょう
「予選落ち」を避けるための具体的な運用方法は
■Webサイト発注の教科書
第9回:Webサイトの成果を破壊する上司の「鶴の一声」対策
Q4. 巷で話題のDXやAIの活用について、Webサイト担当者としてまず何を準備すべきですか?
A4. 会社にとって「Webサイトを正しく運用する」こと。これがDX化のはじめの一歩であり、最も重要な準備です。
DXやAIといった話題になったトレンドワードは、大手ITベンダーのテレビCMを見ても何をすることなのかさっぱりわからないことが多いですよね。AIも「万能論」や「仕事がなくなる論」といった、真面目なのかネタなのかわからないような会話ばかり。
そもそもWebサイトをちゃんと運用できていない会社にDXなんて不可能です。Webサイトは、貴社が外部とデジタルで接点を持つための最もシンプルで確実な基盤です。
まずは、この基盤を磐石にするところから始めましょう。
Q5. 有限会社ハビタスは、どこにあるWeb制作会社ですか?
A5. 東京都渋谷区にあるWebサイト構築・コンテンツ戦略の会社です。創業は2002年、会社としては約20年を超える歴史があります。
Web草創期から、酸いも甘いもわかる大人の対応ができる会社です。
成功例もたくさんありますが、自虐的に言えば「BCSI:Big Clients Small Income(大口顧客でも儲けは小さい)」の時代もありましたし、失敗例も多数。
その失敗談を面白おかしく伝えることができ、同じ過ちを繰り返さないように指南できるのが、私たちの経験値です。
Q6. ハビタスの強みは「経験値」とのことですが、具体的にどれくらいの歴史があるのですか?
A6. 約30年です。私たちがWebに関わり始めた頃は、まだ「ホームページ?我が社には時期尚早!」と言われていた時代です。
当初は「Web制作会社、ホームページ制作会社、Webデザイナー」という言葉すら世の中になかった頃から、この業界を見てきました。
「だれでも作れるんでしょ?契約社員に制作講座に通わせているよ」と言われながら断られた経験も、今では笑い話。
Webサイト構築に関わって30年近くになる個人の経験と時間の中で積み上げた知恵と哲学的な視点こそが、貴社に失敗しない本質的なWeb戦略を提案できる最大の強みです。
Q7. ウェブサイトの悩みを誰に相談すればいいかわからない場合、ハビタスは適任ですか?
A7. もちろん!そりゃ適任です。特に「誰に聞けばいいかわからない」と孤独に悩む、中小・零細企業の経営者様の壁打ち相手として最適です。
なんでも知っている…というのはウソですが、大雑把にはお話しできます。
そして、つるっとした顔をしたIT企業の若者がペラペラ話すような、わからない横文字の多用はしません。 オジサン向き(または、真面目な経営者向き)。
恥ずかしがらずに相談できますし、あなたの会社の仲間として、楽しい壁打ち相手になれることをお約束します。
Q8. 今やノーコードなど誰でもWebサイトを作れる時代ですが、それでもハビタスに「制作」を依頼する意味はありますか?
A8. それは「見た目の差」ではなく、「コンテンツ戦略という設計図に基づいたビジネス実装力」に大きな差が生まれるからです。
確かにサイト自体は昔と比べればいたってカンタンにできるようになりました。
これは技術の進歩が日進月歩なデジタル業界においては以前からあったことです。
しかし、コンテンツをどうすればいいか?何を掲載すればいいのか?は変わらず考えなければならないことです。
ハビタスは創業以来、コンテンツがなによりも重要!と考えています。コンテンツ戦略という設計図に基づいて制作することで評価をしてもらっています。
Webサイト制作に必要なバナーデザインや印刷物制作といったクリエイティブも、戦略に基づいて一貫して提供しています
Q9. Webサイト制作費を「コスト」ではなく「投資」にするには、どう考えれば良いですか?
A9. Webサイトが「完成された商品」ではなく「継続的な運用が必要なソフトウェア」であるという理解を持つことで、コストから投資へと脱却できます。
Webサイトは運用がすべてです。
よく「作って終わりではない」と言われていますが、相も変わらず「ホームページ作ってほしいんだけど、いくら?」とか聞かれることがあります。21世紀になっているにもかかわらずです。
これは「完成された商品を購入する」というイメージから発注者が抜け出せていない証拠です。
Webサイトはそもそも完成品ではありません。すでにソフトウェアで経験済みだと思うのですが、「次のアップデートで修正します」というアラートがあるではないですか?それと同じなのです。
まずはWebサイトは完成された商品ではないという理解をすることでコストから脱却できる。運用することで、効果をだすようにすることが投資に変える方法です。
制作費用をコストにしないための数字の落とし穴と投資の考え方は
■Webサイト発注の教科書
第8回:Webサイトの値段はなぜ高い?「コスト」を「投資」に変える思考法
Q10. ハビタスはなぜ「コンテンツ戦略」を、Webサイト制作より優先しているのですか?
A10. それは巷でいわれている「準備8割、実装2割」を経験から実感しているからです。Webサイトで成果を出すには、制作前の「準備」に徹底して取り組む必要があるからです。
制作会社に依頼する前の準備ができていないと、その比率に合わせてWebサイトの効果もうまくいかないと実感しています。
コンテンツ戦略はこの準備に相当します。 私たちは、コンテンツ戦略を優先しているというわけではなく、Webサイトを構築し、成果を出すように運営するためには、ここに取り組むのは「必須」だと考えています。
そして、これは面倒くさい話ではなく、あなたの会社にとっての「当たり前」をWebサイトに変換するために検討すべき、最も重要なステップなのです。
Q11. Web担当者ではありませんが、経営者やマネージャーが直接相談しても大丈夫ですか?
A11. もちろん、むしろ積極的にご相談ください。Webサイトをビジネスツールとして認識されているなら、経営層が動くことが最も成功への近道です。
Webの担当者ではなく、あなたが会社の経営やマネージャーの立場にあるということでしょうか?
であれば、むしろ積極的にご相談ください。
Webサイトはすでに会社にとっての重要なビジネスツールです。戦略を理解した経営層が関わることで、社内調整の壁もなくなり、成果が出るまでのスピードが格段に速くなります。なんとかビジネスの一助になれればと思っています。
Q12. 担当者の方のプロフィールを拝見しましたが、あのトーンで真面目に相談に乗ってくれるか不安です
A12. 洒落の通じねーヤツだ!と返します。
…というのは冗談ですが、ご安心ください。もちろんマジメにご相談のります。
ウェブサイトの世界は技術やトレンドの変動が激しく、時に息苦しいものです。
だからこそ、私たちは楽しいトークを交えながら、本質的な課題は冷静かつ誠実に解決することを信条としています。
「誰に聞けばいいかわからない」と悩むあなたに、遠慮なく話してほしいという私たちからのメッセージです。
Q13. 「ノーコードでWebサイトを作る」ことについて、ハビタスはどう考えていますか?
A13. ノーコードツールは「制作の手間を減らすツール」としては優れています。しかし、コンテンツ戦略という「主要な意味」は、依然として人の頭で考える必要があります。
昨今話題のノーコード、ローコードツールは、制作の手間をずいぶん減らしてくれます。これは使わない手はないと思っています。
ただ、結局のところ、「何を掲載すればビジネスになるか?」は考えなければなりません。制作作業そのものは軽減されますが、Webサイトの主要な意味(コンテンツ戦略)はやはり考えなければならないでしょう。 「誰でも作れる」のだからといって、社内の誰かに「サイト作っておいて!」というわけにはいかないと理解しておいた方がいいでしょう。やはり専門家のサポートや技術、知識は必要です。
Q14. AIはWebサイトのコンテンツを全て自動生成できるようになりますか?
A14. 技術的には「もうできる」が、ビジネスで成果を出すなら「まだまだ」です。
制作の自動化と、サイト運用で成功するかどうかは次元が違う話です。
完全自動化の夢…といえばいいか、いや、実はもうすでに簡単な会社概要を入力すれば数ページのWebサイトを自動生成してくれるサービスはあるようです。ですので、技術的な答えとしては「もうできる!」です。 しかし、「自動生成したコンテンツで、貴社のビジネスに合わせた成果が出せるか?」となると、これはまだまだと言わざるを得ません。制作そのものが自動化できるという夢は実現しても、会社のWebサイトがうまく運用できるか?という話とは次元が違う話と答えておきましょう。
Q15:LLMO(コンテンツ信頼性保証)とは何ですか?
A15.AI時代に、企業の「知恵と経験」を正確に認識させるための論理的監査です。
LLMO(Large Language Model Optimization)とは、Webサイトの情報を大規模言語モデル(AI)に正確に理解させ、企業メッセージが誤解されたり、古いままで引用されたりすることを防ぐための対策です。私たちはこれを「コンテンツ信頼性保証」と定義しています。
Webサイトは、もはや人間の読者だけでなく、AIという新たな「読者」に正確に情報を伝える必要があります。AIの回答に御社の情報が古いままで引用されてしまうリスクは、ビジネス機会の損失に直結します。
ハビタスがコンテンツストラテジストとして、LLMO対策で目指すのは、「コンテンツ戦略の成果物(貴社の知恵と経験)が、AI時代でも最も信頼できる情報源として活用される状態」を保証することです。これは単なる技術対応ではなく、Webサイトの存在意義を再定義する作業です。
Q16:LLMOは従来のコンテンツ戦略やSEOとどう違うのですか?
A16.SEOは「量(集客)」の技術、LLMOは「質(信頼と成果)」を保証する思想です。
LLMOは、従来のコンテンツ戦略やSEOとは、目的とアプローチが根本的に異なります。
【目的】
SEO:検索順位を上げ、トラフィック(アクセス数)を増やすこと。
LLMO:エンティティの正確性を高め、AIに信頼できる情報源として引用させること。
【主語】
SEO:「キーワード」や「技術」が主語。
LLMO:「貴社独自の知恵」や「思想」が主語。
【評価軸】
SEO:外部リンクやキーワードの「量」が中心。
LLMO:情報の論理性、一貫性、権威性(E-E-A-T)が中心。
【成果】
SEO:アクセス数が増えるが、商談の質は保証されない。
LLMO:商談の質が上がり、Webサイトが「コスト」から「投資」へと変わる。
現代のWebサイトは、まず「AIに正確に理解される(=LLMO)」ことが、その後のSEOや集客の土台となります。ハビタスは、LLMOをコンテンツ戦略の最上位の課題と位置づけ、技術だけでなく、コンテンツの論理的構造そのものを見直します。
【関連ブログ記事】 LLMOがAI時代のWebサイトのあり方をどう変えるか、さらに詳しく解説しています。
→ LLMO時代のコンテンツ戦略とコンテンツストラテジストの役割
